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「がんばる」ということ

東大入学式の上野千鶴子さんの祝辞
あなたたちが今日「がんばったら報われる」思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。
世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひと...たちがいます。
がんばる前から、「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。

とっても気に入ってます。

「テスト前だよ、頑張ろう!」
「ここは大切なところだよ、がんばろう!」

何気なく、ずっと使い続けているこの言葉

「頑張ろう」というのは「深い言葉」だなと改めて思いました。

塾の生徒にあまりテストで点を取れない中学生の女子がいます。

決して不真面目ではないけれど
どの教科も苦手です。

「もう少し頑張ろう!」
「もう一回頑張ってみよう!」

多分、この言葉を彼女に何度も浴びせていると思ます。

そして、あるとき
「英語と数学ではどちらが好き?」と聞いた私の言葉に
彼女はジーっと考えた後

「どちらも好きだけど、どちらもできないから」と答えました。

私は「ハッ」としました。

「これだけしかできないのによく好きだなんて言えるね」
と言われるんじゃないかと彼女は考えたのでしょうか?

「寄り添う」という言葉を胸に生徒たちに接していこう

そう思っているはずなのに知らず知らずに
彼女を追い詰めたりしていたのでしょうか?

塾の謳い文句に
成績アップ! 
定期テスト3教科で50点アップを保証!

そんなかっこいいこと掲げるのは簡単だけれど

「頑張っても皆と同じほど上手くいかない人もいる」
「頑張りが目に見えて評価されない人もいる」

それでも・・・
頑張って・・頑張って・・一つできたときの達成感。
いつも間違う問題を正解できた時のシアワセ。
それを味わわせてあげたい。


「ねっ!できたでしょ」「がんばったね」

そんな瞬間を共有できるよう

「さぁ!!皆今日もがんばろう!!」

と子供たちに声をかけたいです(^_-)-☆





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